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2012年05月21日

「聞き書き」とは、、、。

「聞き書き」とは、

一人の「話し手」の方に対して、一人の「聞き手」が1対1でお話を伺います。
話し手となっていただくのは、80歳前後の方々です。
話し手の方の生活や考え方、お仕事の話などを伺い、歩んでこられた人生が浮かび上がるような文章にまとめていきます。

「聞き書き」とは、、、。
            イラスト 河合友理



「聞き手」は、直接それぞれの「話し手」の方のおうちや職場におじゃまして、メモも取りながら、ボイスレコーダーにもお話を録音させていただき、それを家で再生しながら文字に書き起こします。
聞き落としたこと、もっと知りたいと思ったことなどが出てくれば、またおじゃまして更にお話を深く伺います。
話し手の方の語り口調を生かして文章をまとめ、作品として仕上げます。

2年間の足助支所事業としての聞き書き活動を経験させていただいたあと、ほとんどの参加メンバーが『この活動をとぎれることなく足助で続けていきたい!!』と強く思いました。

それは、、、

戦前戦後で暮らしがガラリと変わる前の生活を実際に過ごされた方々の話は、「今」しか聞けないことだと思うから。
今聞いておかないと、10年20年後にはその機会がなくなっていってしまう。
もっと聞きたい、残しておきたいと感じています。

自分が生まれ育った土地のことをもっと知りたいし、文字で残したい。
出来る限り長く続けて、多くの人の「聞き書き」を残していくことでその価値はどんどん大きくなり、足助の財産になるものだと思います。

また、聞き書きは、本を読んだりテレビを観たりして昔の事を知るのとは違って、ひとりの人の人生にぐっと近付くような感触があります。
足助にはたくさんのお年寄りがおられて、お一人お一人が他の誰も経験していないエピソード・ヒストリーみたいなものを持ってみえます。そういう貴重な体験をどんどんアウトプットしてもらわなければ!と思っています。

また、聞き書きでできた作品が地域の資料として残る価値と同じくらいに、活動に実際に関わることで、聞き手が普段はあまり話をすることのない世代の方と、真剣に向き合って話をすることの意義はとても大きいと思います。

そして、聞き書きをしていると、人と時間を共有する事の大切さ、言葉の面白さ、知らなかったことを知ることの楽しさを感じます。

話し手の方も、話すことで張り合いを感じていただけている気がしました。
普段は忘れていたことでも、話し始めると色々なことを思い出されるようで、何十年前も前の出来事に関してもその記憶の正確さに驚かされることもよくあります。


たくさんの方々に「聞き手」・「話し手」となっていただいて、活動の輪を広げていきたいと思っています。

みなさんも、聞き書き活動に参加してみませんか?
きっと、何かが変わるはず。

参加申し込み・お問い合わせは、「あすけ聞き書き隊」 高木伸泰あて、下記までご連絡ください。、
電話:  090-8732-6308
e-mail: takaki_n@nifty.com 

※2012年度聞き書き講座の参加申し込みは7月10日締切です。


文責:岡村ゆかり


タグ :聞き書き

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Posted by あすけ聞き書き隊 at 16:23│Comments(2)聞き書きについて
この記事へのコメント
地元の方の普通の暮らしや、
お話しを残していくって、
その地域のまさに歴史ですね。
Posted by haha at 2012年05月22日 09:16
hahaさん、
コメントありがとうございます。そうなんです。戦前戦後を生きてこられた地元の方々のお話を伺うと、大きな時代の流れが普通の人々の暮らしに及ぼした影響や地域の人々の歩みがバーンと胸に伝わってきます。
Posted by あすけ聞き書き隊あすけ聞き書き隊 at 2012年05月22日 09:45
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    コメント(2)