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2012年05月22日

新規参加者募集中!!

こんにちは。
あすけ聞き書き隊の活動がそろそろ始まります。


ただいま新規参加者募集中です。。〆切は、7月10日です。

募集対象は、昔ながらの里山の暮らしに興味があり、足助の高齢者から当時の話を聞きたいと思っている方。


7月15日(日)に、第1回目講座を、足助交流館で開きます。
10:00~16:00

「聞き書き」とはどんなものなのか、どうするのか、全く初めての方でもよくわかるように、
丁寧な講義&実習があります。
現在のメンバーも、2年前は聞き書きという言葉すら聞くのは初めてでした。
高校生の「聞き書き甲子園」を10年指導してきた実績のある、『NPO共存の森ネットワーク』から講師を招きます。

・講座以降~10月

参加者各自で聞き書き活動をおこなう期間です。
2~3回、話し手の方のおうちや仕事場におじゃまして、お話を伺います。

               イラスト河合友理

この時に、メモをとると同時に、ボイスレコーダーに録音させていただきます。

そして、おうちで録音したお話を再生しながら、WORDなどで文字に書き起こします。

  イラスト河合友理



10月21日(日) 13:30~16:00
第2回目講座

この講座の時までに、話し手の方から聞き取りを何度か行なっておきます。
音声やメモ、できれば、書き起こし文を用意しておきます。

この講座では、過去の聞き書き作品を参考に取り上げながら、まとめ方の基本や要点を教えていただきます。
各自でおこなった聞き取りの音声または書き起こし文がある状態での講座ですので、ぐっと具体的に提出までの編集の仕方が伝わってくると思います。


・第2回目講座以降~12月

話し手の方の語り口調を活かしながら、作品としてまとめていきます。
読みやすいように、編集もおこないます。


・1月
事務局で原稿を取りまとめて、校正します。

・2月
全員の作品を印刷して、冊子として発行します。

・3月
聞き書き報告会を開催します。於:足助交流館 
話し手の方々のご家族や、聞き書きに興味のある方々にも、作品を知っていただけるような形の報告会にしようと思っています。

※足助支所のわくわく事業補助金交付を申請し、6月に認定されました。
講座費用、および、聞き書き作品集の印刷代は、この補助金でまかなわれます。
参加者の費用負担はありません。


参加申し込み・お問い合わせは、「あすけ聞き書き隊」 高木伸泰あて、下記までご連絡ください。、
電話:  090-8732-6308
e-mail: takaki_n@nifty.com


文責:岡村ゆかり  


Posted by あすけ聞き書き隊 at 21:37Comments(0)活動予定

2012年05月21日

「聞き書き」とは、、、。

「聞き書き」とは、

一人の「話し手」の方に対して、一人の「聞き手」が1対1でお話を伺います。
話し手となっていただくのは、80歳前後の方々です。
話し手の方の生活や考え方、お仕事の話などを伺い、歩んでこられた人生が浮かび上がるような文章にまとめていきます。


            イラスト 河合友理



「聞き手」は、直接それぞれの「話し手」の方のおうちや職場におじゃまして、メモも取りながら、ボイスレコーダーにもお話を録音させていただき、それを家で再生しながら文字に書き起こします。
聞き落としたこと、もっと知りたいと思ったことなどが出てくれば、またおじゃまして更にお話を深く伺います。
話し手の方の語り口調を生かして文章をまとめ、作品として仕上げます。

2年間の足助支所事業としての聞き書き活動を経験させていただいたあと、ほとんどの参加メンバーが『この活動をとぎれることなく足助で続けていきたい!!』と強く思いました。

それは、、、

戦前戦後で暮らしがガラリと変わる前の生活を実際に過ごされた方々の話は、「今」しか聞けないことだと思うから。
今聞いておかないと、10年20年後にはその機会がなくなっていってしまう。
もっと聞きたい、残しておきたいと感じています。

自分が生まれ育った土地のことをもっと知りたいし、文字で残したい。
出来る限り長く続けて、多くの人の「聞き書き」を残していくことでその価値はどんどん大きくなり、足助の財産になるものだと思います。

また、聞き書きは、本を読んだりテレビを観たりして昔の事を知るのとは違って、ひとりの人の人生にぐっと近付くような感触があります。
足助にはたくさんのお年寄りがおられて、お一人お一人が他の誰も経験していないエピソード・ヒストリーみたいなものを持ってみえます。そういう貴重な体験をどんどんアウトプットしてもらわなければ!と思っています。

また、聞き書きでできた作品が地域の資料として残る価値と同じくらいに、活動に実際に関わることで、聞き手が普段はあまり話をすることのない世代の方と、真剣に向き合って話をすることの意義はとても大きいと思います。

そして、聞き書きをしていると、人と時間を共有する事の大切さ、言葉の面白さ、知らなかったことを知ることの楽しさを感じます。

話し手の方も、話すことで張り合いを感じていただけている気がしました。
普段は忘れていたことでも、話し始めると色々なことを思い出されるようで、何十年前も前の出来事に関してもその記憶の正確さに驚かされることもよくあります。


たくさんの方々に「聞き手」・「話し手」となっていただいて、活動の輪を広げていきたいと思っています。

みなさんも、聞き書き活動に参加してみませんか?
きっと、何かが変わるはず。

参加申し込み・お問い合わせは、「あすけ聞き書き隊」 高木伸泰あて、下記までご連絡ください。、
電話:  090-8732-6308
e-mail: takaki_n@nifty.com 

※2012年度聞き書き講座の参加申し込みは7月10日締切です。


文責:岡村ゆかり  
タグ :聞き書き


Posted by あすけ聞き書き隊 at 16:23Comments(2)聞き書きについて

2012年04月03日

あすけ聞き書き隊 結成!

22年度・23年度に豊田市役所足助支所主催の「足助の聞き書き講座」を受講したメンバーの有志で
あすけ聞き書き隊を結成しました。


22年9月に、第1回「聞き書き講座」が開かれ、NPO法人共存の森ネットワーク事務局長の吉野奈保子さんを講師に迎えて、聞き書き手法の講義、インタビュー・書き起こし・編集作業の実習などを受講しました。

その後、10名の参加者がそれぞれに聞き書き作品を仕上げる活動を始め、23年3月に第1集『足助の聞き書き集~山里の暮らしの息づかい』が完成しました。



第1集の内容はこちらのPDFからご覧いただけます。


聞き書きとは、、、
聞き書きとは、話しての話した喋り言葉だけで作品が構成させれています。
しかし実際は、話し手と聞き手の会話から作られていくものです。
ですから、話し手と聞き手の人間関係、信頼関係が作品に現れてくるものだと思います。
自然の生長量の中で、持続的に暮らしていた石油に依存する生活になる以前の暮らし。
その暮らしの知恵を聞き、伝えていくというのが聞き書きの意義です。
・・・
(第1集 NPO法人共存の森ネットワーク 澁澤寿一氏にお寄せいただいたまえがきより)




23年度は9名の参加で、24年3月に第2集『足助の聞き書き集~語り継ぐ記憶と歴史』ができあがりました。



23年度で足助支所主催の講座は終了となりましたが、足助での聞き書きを続けていきたいというメンバーで結成した『あすけ聞き書き隊』として、平成24年度足助地区わくわく事業へ応募して活動を続けていこうと計画しています。
6月ごろには新しいメンバーの募集をする予定です。




文責:岡村ゆかり
  


Posted by あすけ聞き書き隊 at 23:45Comments(0)活動報告